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空き家のブロック塀壊れたらどうなる?? 所有者責任と対処法を解説

「相続した実家を空き家のままにしているけれど、建物の状態は確認できてない」
「遠方に住んでいるため、庭や塀まで管理するのが難しい」
空き家を所有している方の中には、このようなお悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
空き家の管理というと雨漏りや屋根、庭木などに目が向きがちですが、実は敷地内のブロック塀や門、擁壁なども定期的に状態を確認することが大切です。
特に老朽化したブロック塀が道路や隣地側に倒壊すると、人や車、周辺の建物などに被害を及ぼす可能性があります。
今回は、空き家のブロック塀が倒れた場合に考えられる責任や、所有者が行っておきたい対策について解説します。
空き家であっても所有者としての管理が不要になるわけではない!
建物そのものだけでなく、敷地内にあるブロック塀や門、物置、庭木などについても、周囲に危険を及ぼす状態になっていないか確認する必要があります。
例えば、次のような状態が見られる場合は注意が必要です。
・ブロック塀に大きなひび割れがある
・塀が道路側や隣地側に傾いている
・ブロックの一部が欠けている
・鉄筋が露出している
・基礎部分に劣化が見られる
・地震や大雨のあとから塀の状態が変わった
こうした状態を放置していると、強風や地震などをきっかけに倒壊する可能性があります。
ブロック塀が倒れて他人に被害がでたら?
では、実際にブロック塀が倒れ、通行人がけがをしたり、隣家や車などを壊してしまった場合はどうなるのでしょうか。
民法717条には、土地の工作物などの設置または保存に瑕疵があり、それによって他人に損害が生じた場合の責任について定めがあります。
ブロック塀も「土地の工作物」に該当する可能性があり、設置や管理状況によっては、所有者などが損害賠償責任を負うことがあります。
ただし、実際に誰がどのような責任を負うのかは、塀の状態や管理状況、事故の原因などによって異なります。
そのため、「空き家だから仕方ない」「自然災害だから所有者の責任はない」と一律に考えることはできません。
特に、以前から塀が傾いていることを把握していたにもかかわらず、何も対策をしていなかったようなケースでは、管理状況が問題となる可能性があります。
「住んでないから大丈夫」は危険
空き家で注意したいのが、「誰も住んでいないから、多少劣化していても問題ない」という考え方です。
人が住んでいない住宅でも、その住宅や土地の所有者であることには変わりません。
むしろ、人が住んでいる住宅と比べて、日常的な点検が行われにくいことが空き家のリスクの一つです。
例えば、普段から住宅を利用していれば「最近、塀が傾いてきた」「ブロックが割れている」と気づけるかもしれません。
しかし、年に一度しか現地を訪れない場合、劣化が進んでいても気付かないままになってしまうことがあります。
そのために、空き家を所有している場合は、建物だけでなく敷地全体を定期的に確認することが重要です。
相続した空き家は特に注意
相続によって取得した実家の場合、所有者が遠方に住んでいるケースも少なくありません。
「実家をどうするかまだ決めていない」
「すぐに売却する予定はない」
という理由から、そのまま空き家になっていることもあります。
しかし、売却や賃貸などの方針が決まっていない期間でも、建物や敷地の管理は必要です。
特に相続直後は、家財道具の整理や相続手続きなどに意識が向き、ブロック塀や庭木などの外構部分まで確認できていないことがあります。
相続した実家をしばらく空き家として保有するのであれば、建物の状態だけでなく、塀や門、屋根、外壁、庭木などについても一度確認しておきましょう。
ブロック塀に不安を感じたら早めの対策を
もしブロック塀にひび割れや傾きなどが見られる場合は、「もう少し様子を見よう」と放置するのではなく、早めに専門家へ相談することが大切です。
状態によっては補修で対応できる場合もあれば、撤去や建て替えなどが必要になる場合もあります。
また、地震や大雨、強風などの後は、以前と比べて状態が変化していないか確認することも重要です。
なお、ブロック塀の安全性については、自治体によって点検や安全対策に関する情報、助成制度などが設けられている場合があります。
お住まいの地域や空き家の所在地を管轄する自治体に確認してみるのもよいでしょう。
遠方の空き家は「定期的な管理」がポイント
空き家が遠方にある場合、「確認しに行きたいけれど、仕事や家庭の事情でなかなか行けない」ということもあります。
そのような場合には、空き家管理サービスを利用する方法もあります。
定期的に現地を確認することで、建物の劣化だけでなく、ブロック塀や庭木、郵便物など、空き家に関するさまざまな変化を把握しやすくなります。
また、問題が見つかった場合に早めに対応することで、大きなトラブルを防げる可能性があります。
「すぐに売却するつもりはないけれど、空き家の状態は確認しておきたい」という方にとっても、空き家管理はひとつの選択肢です。
空き家は「建物だけ」ではなく敷地全体を管理しましょう
相続した実家を空き家のまま所有している方や、遠方にある空き家の管理にお困りの方は、まず現在の状態を確認するところから始めてみてはいかがでしょうか。
「まだ売るかどうか決めていない」「何を確認すればいいのか分からない」という段階でも構いません。
空き家の状態や今後の活用・売却について、早めに専門家へ相談しておくことで、将来的な選択肢を整理しやすくなります。
中央企画では、空き家の管理・活用・売却について、所有者様の状況に合わせたご相談を承っています。
多摩市をはじめ、空き家に関するお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。
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