実家をどうするか、先送りにしていませんか?

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多摩市の実家をどうするか、先送りにしていませんか?

多摩市の実家をどうするか、先送りにしていませんか?

相続コラム2026年3月号

― 春は“実家の未来”を考えるタイミング ―

3月は、進学や就職、転勤など、暮らしが大きく動く季節です。
街には新生活の空気が流れ、住まいについて考える機会も自然と増えてきます。そんな春だからこそ、一度立ち止まって考えていただきたいテーマがあります。それは「実家のこれから」です。

相続のご相談を受けていると、「実家のことはまだ決めていない」「とりあえずそのままにしている」という声をよく耳にします。お気持ちはよく分かります。長年家族が暮らし、思い出が詰まった住まいです。簡単に“どうするか”を決められるものではありません。しかし、先送りにしている間にも、固定資産税はかかり、建物は少しずつ老朽化し、庭の手入れや建物管理の負担は増していきます。

特に、誰も住まなくなった実家は、想像以上に早く傷みます。換気がされないことで湿気がこもり、雨漏りや設備不良が進行し、気づいた時には修繕費が高額になることもあります。管理が行き届かないことで近隣トラブルに発展するケースも少なくありません。さらに、将来的に売却を検討した際、「もっと早く動いていれば条件が良かった」ということも現実に起きています。

では、実家は必ず売らなければならないのでしょうか。
答えはもちろん「いいえ」です。

実家の選択肢は、大きく分けて「残す」「貸す」「売る」の三つです。
親族が住み継ぐのであれば、相続手続きや名義の整理を早めに進めることが重要です。賃貸として活用する場合は、建物の状態や収支の見通しを冷静に確認する必要があります。売却を選ぶのであれば、建物を残すのか解体するのか、税務面を含めた戦略的な判断が求められます。

大切なのは、“感情”だけで決めるのでも、“放置”するのでもなく、情報を整理したうえで家族で話し合うことです。
相続は財産の分配だけではありません。これからの暮らし方を決める家族のプロジェクトでもあります。

実家問題が難しくなる最大の原因は、「話し合いがないまま時間だけが過ぎていくこと」です。親世代は「いずれ子どもが決めればよい」と思い、子世代は「まだ元気だから」と遠慮する。その結果、いざという時に急いで判断せざるを得なくなります。

春は、家族が将来を語りやすい季節です。
「この家、これからどうする?」
そんな一言からで構いません。完璧な答えを出す必要はありませんが、方向性を共有するだけでも、将来の負担は大きく軽減されます。

当社では、実家の現状確認から、活用・賃貸・売却の選択肢比較、税務や相続手続きのご相談までワンストップでサポートしています。「まだ決めていない」段階でのご相談こそ大歓迎です。

実家は、家族の歴史そのものです。
だからこそ、先送りではなく、“納得して決める”準備を。

春のはじまりに、実家の未来を一度、整理してみませんか。

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